サッカーではキーパーとの1対1はまず得点になる決定機ですが、フットサルではゴールが決まらないことが多いと言われています。
これはゴールサイズの差によるもの。
コートの狭いフットサルではゴール前でのチャンスが多く訪れますが、ゴールが小さく、キーパーのシュートストップ成功率が高いのです。
私はシュートが下手なので、キーパーとの1対1はキーパーに負けてばかり。
1対1の好機でどこにシュートすればいいのかわからないんですよね・・・
上を狙うべきか?下に転がして流し込むべきか?
キーパーが飛び出してきて、接近するとシュートコースがなくなって慌ててしまう。
そして枠外に外したり、キーパーの体に当たったり。
上手い人達の対キーパーとの1対1を観察してみれば・・・
ケース1 落ち着いてまた抜きで決める
ケース2 インサイドキックで左右に流し込む
ケース3 腰を落としたキーパーを確認して、チップキックで浮き球で入れる
ケース4 インステップの強いシュートで上に叩き込む
ケース5 飛び出してきたキーパーをダブルタッチで抜いてドリブルゴール
う~~~~ん、どれも冷静な上級者だからこそできるケースに思えます。
上記の5つで誰でもやりやすいのはどれでしょうか??
ケース1はキーパーの股が開いた時しか狙えません。一番狙いやすいですが、キーパー側も一番警戒するヤツ。
ケース2が一番王道でしょう。ただし速いゴロを蹴らないとセーブされるリスクが。
ケース3が一番おしゃれで盛り上がるヤツ。キーパーを怖がらせることもケガさせるリスクもなく、華麗なプレーで皆がやりたがります。ループシュートはまさに芸術。
ケース4は強いシュートが上手い人ならいいですが、一番外れやすい。ふかして枠外に飛ぶのを何度も見ます。ただ強いシュートは弾かれてこぼれ球がチャンスになったり、コーナーキックをとれるメリットも。
ケース5のドリブル突破は上級者じゃなければ無理でしょうね。ただキーパーが飛び出してきた時の最後の選択肢として持っておきたいところです。
動画でもキーパーとの1対1を解説しているものが複数あって、推奨されているのは、
ケース2 インサイドキックで左右に流し込む
ケース3 腰を落としたキーパーを確認して、チップキックで浮き球で入れる
この2つを状況によって使い分けるものがありました。
キーパーと自分の距離が遠い時は「ケース2 インサイドキックで左右に流し込む」
左右の下に十分なコースがあるので、ポスト付近に速いボールを転がせばいいわけです。
キーパーと自分の距離が近い時はこのコースがふさがれています。
だからケース3の浮き球を使うわけですが、狙う場所がツボ。
足元のコースをふさぐために腰を落としているキーパーの顔の左右、肩の上を狙う。
両肩の上だと手を上げてすぐに防がれるように思えますが、接近してかがんでいると、このコースは反応しにくいのです。
しかもこのコースに浮き球を入れると、ちょうど枠内に入りやすいのです。
逆にキーパーの肩より外に浮き球を入れると枠外に外れることが多い。
今まで自分が決めた浮き球のゴールもそのコースだったことを思い出します。
遠目ではゴロで左右に流し込む。
接近されたら浮き球で肩の上へ。
このポイントをおぼえておくと1対1の時にあわてなくなります。
あと大事なポイントが、ドリブルで接近する時はまっすぐ行かないで、斜めに近づいて行くこと。
キーパーの立ち位置をずらしてコースを開ける。
まっすぐドリブルすると、キーパー側からするとポジショニングの修正が不要なので守りやすい。
上手い右利きの人がななめ左にドリブルして行って、キーパーが左によって右に開いたコースに右足アウトサイドシュートで流し込むプレーをよく見ます。
逆に初心者はまっすぐドリブルして近づいて、キーパーが飛び出して、左右どちらにもコースがないまま無理なシュートで弾かれるのをよく見かけます。
上級者がキーパーをしてる時に、私がカウンターで抜け出して1対1になりました。
ドリブルでエリアへ侵入。左右のどちらかに狙おうか?と思った瞬間、キーパーが飛び出してきました。
接近されて左右へ流し込めるコースがなくなります。
腰を落としたキーパーの肩の上に浮き球シュート。ネットを揺らしました。
「お?肩の上のコースがええのを知ってたんやね?」
そうキーパーに称賛されて嬉しかったですね。
フットサルの知識は実践ですぐに試せるのが面白いです。プレーの幅を広げるためには、ちょっとした豆知識が有効でしょうか。
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