昔、とても哲学的な文章を書く人が居てこんな言葉に感銘を受けたと。
「開けた扉を閉めなければならない」
ふむ、さっぱりわかりませんね。
ドアは閉めましょうということ?
小学校の張り紙みたい。
とにかく深い意味があるようでしたが私には理解できませんでした。
私はフットサルバカなんで物事を複雑に見られません。
何年も経って田園スポーツ公園で開催している時でした。
あそこはコーナーに扉があるのですが、出入りした人が扉を開けっぱなしにしていく。
そうするとプレーでコーナー付近に出たボールが開いたドアからフェンス外に出てしまう。
それを拾いに行くとけっこう時間をロスします。
大会の時などはスタッフが「ドアは必ず閉めてくださーい!」と呼びかける。
なるほど。あの言葉の意味はこういうことか。
ホームの観覧席反対側の扉がボロボロになって閉まりきらず、よくボールが飛び出していました。
田園の閉められていないドアのようにボールが外に出て時間ロスしてます。
ドアを交換したいですが、手作りするのも時間かかるんですよね。ちょうど多忙で時間がとれない時期でした。
ジャスティスと観覧席に並んで座っている時に「向こうの扉を作る時間なくて困ってるんだよ」とつぶやきました。
(開けた扉は閉めなければならない。あの言葉を実践せねば)
そうひとりで思い返しているとジャスティスが言いました。
「こっちの扉いりませんよね?」
観覧席の手前の扉を指さします。
え?
「こっちの入り口は扉がなくても観覧席にボールが当たるから、この扉を外して、むこうの壊れた扉に付けたらいいじゃないですか?」
「・・・・天才かよ?」
感銘を受けました。
扉はいらない。
新たな哲学を若者に教示された気分。
付け替えるだけならすぐできる。これなら夜なべして新しい扉を自作する必要もない!
さっそく1ゲームの待ち時間7分の間に作業しました。
そばにいた五大老B様にお手伝いして頂いて5分で終了。
こうして観覧席前の扉は反対側の扉に移籍し、ボールが飛び出すこともなくなりました。
若者の柔軟な思考には感心させられますね。
彼はジャスティスシュート(正義の弾丸)で悪者を成敗して治安維持をしてくれていましたが、私のような頭のカタいおっさんには思いつかない発想です。
彼の崇高な正義はこのブログの過去投稿の「それが俺のジャスティス」で紹介した通りです。
誰がジャスティスなのかは諸説ありますが、本人のプライバシーを守るために極秘事項なのが残念。覆面ヒーローみたいなもんです。
年末開催予定のプチW杯は、ジャスティス王国VS米国チームの対決が見所です。
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