全世界の20歳未満のサッカー選手の市場価値ランキングという記事を読みました。
どうせ欧州で一番人気の怪物FWハーランドが一位でしょ?
そう思いながらランキングのページをめくっていったのですが、ハーランドはもう20歳なってたようでランキングにいません。
でもどうせFWかMFが一位でしょ?
予想外に一位はなんとDFの選手でした。
バイエルンのサイドバックの19歳、アルフォンソ・デイヴィスが世界一。
しかも守備陣を統率するポジションのCBではなくSB(サイドバック)です。
欧州一に輝いたバイエルンで彼は特に輝いていましたよね。
攻撃陣の方が市場価値は高いこと一般的ですから、このニュースは時代を感じました。高額な移籍金の話題はほとんどFWやMFのスター選手ばかりが慣例ですし。。
サッカーは攻撃陣だけのものじゃない。世界一競技人口が多いフットボーラーの過半数は守備陣ですしね。
CBのファン・ダイクが高額な移籍金でリバプールに来なければプレミア制覇も欧州制覇もなかったでしょうし。
サッカーのポジションでDFは不人気。キツい走り込みを要求されるサイドバックはとくにそうです。
草サッカーやるとみんなMFやFWやりたがって、DF不足に陥りやすい。
最初、4バックのフォーメーションでキックオフしたのに、サイドバック2人が上がったまま帰って来なくなって、2バックで試合にならないとかよくありますもん。
スポーツニュースでもサッカーは得点シーンばかりながされるので、攻撃陣ばかり映る。DF陣は失点という失態だけ切り取られます。
少年サッカーでもFWやMFをやってた子がDFにコンバートされて落ち込むという話しはあるあるです。
中盤天国の日本では特にみんなMFが大好き。
特に司令塔ポジションが人気すぎて、できない人が司令塔のポジショニングしてチームがボロボロになることも。
サイドの価値と適性に気づいてほしいなぁ。
ウチのメンバーたちとドリブルデザイナー岡部さんのイベントに参加したことがありましたが、あの人のドリブル理論のわかりやすいところは、サイドの仕掛けに絞ってるところだと思います。
中央でドリブルして囲まれる人がよくいますが、ドリブルで仕掛けたいならサイドに行くべきです。
現代サッカーでサイドバックは重要なポジションですが、まだまだ一般的にはセンターラインのポジションばかり注目されて、サイドバックはスポットが当たりにくいですよね。
それだけに今回のサイドバックのアルフォンソ・デイヴィスが市場価値一位になったのは、世界中のサイドバックの子どもたちに希望を与えるニュースだと思います。
特筆すべきはアルフォンソ・デイヴィスもFW(ウィング)からDFにコンバートされてブレイクした選手だということ!
リアル「アオアシ」なんですね。
アオアシというサッカー漫画をご存知ですか?
プロを目指すFWのこだわりを持った主人公がサイドバックにコンバートされて死にものぐるいでサイドバックの攻守コンプリートを目指すアツい漫画です。
面白いですよ。なんせ主人公がDFの漫画なんて他にないですからね。
サッカー漫画の主人公はほぼFW。次点で攻撃的MF。
キーパーが主人公の漫画とボランチ(守備的MF)の漫画は1作ずつ知ってますが、サイドバックが主人公のサッカー漫画はアオアシ以外知りません。たぶん存在しないでしょうね。
ぜひ一度読んで見てください。戦術や守備の勉強にもなりますよ。
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