最近、女性入りの大会が続いています。
先日、行った第20回有馬富士杯女子入りオープン大会も大好評でした。
やっぱり企画者たちが多くのメンバーに声をかけて、チームバランスを熟考してくれたのが大きい。
仲良し同士や同級生たちでチーム組むのも出てくるので、どうしても若者チームが強くなってしまうのはしょうがないですが、メンバーたちはよくやってくれてます!感謝!
前々回の女子入り大会の時はめちゃくちゃチームバランスが偏ったので私が移籍交渉を担当しました。
一強チームの実力者を人数と戦力の足りないチームに引き抜こうとしたのです。
交渉というよりおねだりというか(笑)
土下座覚悟でチーム代表に会いにいきました。
待ち合わせのカフェの扉を開けるまで緊張で心臓がバクバクしてましたよ。
こちらが目を付けた欲しい選手は3人。
その中で本人が移籍に応じてくれたのが1人。しかもその方はオールラウンダータイプなので、こちらの補強案にぴったりの逸材。
そんなS級選手の移籍にどんな要求されるのかで緊張してたわけです(笑)
笑えるのが選手本人不在で、チーム代表格2人と私の3人がテーブルにつきました。
「な、なんでもおごりますんで!この店で一番高いものを3つ頼もうか?」
初手から全力で媚びました。移籍失敗なら確実にこのチームの独走優勝で大会が盛り上がらなくなるので運営側の私は必死。
厳しい表情のお二人。拒否か?拒否なのか??
大会全体をおもしろくするための要望であることやあくまで本人の了解を得ているという事前説明は伝えてあります。
「かまいませんが条件があります」
おおお!?ど、どんな条件!?
たとえ高額な出費になってもあの選手にはそれだけの価値はある。腹を決めてます。
緊迫した空気が店内を支配。ごくり。
「ブログに出ているあだ名の全員を教えてください」
え?
そんなん知りたいの??
意外な要求に面食らいました。
常連なら読んでてほとんどわからんかね?
よく誤解されますが、私だけがつけたあだ名じゃなくて、もともと学校の有名人でそう呼ばれていたり、他のメンバーがつけた通称だったりするんですが。
たとえば、
ネイマールは中学生の頃から傑出してたので地域で皆がそう呼んでました。
デブライネは「○○ってケビン・デ・ブライネに顔にてません?」「ああ、ケビン顔やわ」との会話から。
三大王子や四天王や五大老だって私が決めた名称じゃなくてみんな会話からですよ。
王子はよそのチームの女子から「王子」と呼ばれてましたし。
常連の上手い若者たちにおっちゃんメンバーがこう言いました。
「君らはここの四天王やな」
もうひとりのおっちゃんメンバーがこう続けます。
「じゃあうちらは五老人で笑」
そんなやりとりが昔にあったわけですがみんな絶対に忘れてるでしょ!
私はこういうしょうもないことをおぼえてるのでそれで四天王とか五大老とか言ってると「さっさんはマンガの読み過ぎで中二病」と笑われます。
とまぁ、本人たちのプライバシーを守るために誰が誰かは伏せてますが。
ジャスティスに関してはピッチ内の秩序管理の役職上もあって正体は極秘事項。
「四天王や三大王子や五大老は秘密というわけではないので教えるよ。でもジャスティスは初代も二代目も極秘。」
「じゃあこの移籍は了解できないですね」
マジか、タフな交渉人め!
ジャスティスは二代目就任にあたって親族にも極秘にしてくれと厳重注意したのに情報漏洩か・・・
あのS級選手を移籍させるにはやむをえまい。
「まず四天王Aが○○さんで」と語り始めると口頭ではなく、リストを作ってスマホに送ってくれと頼まれました。
本格的やな汗
キーボードを取り出して長い名簿リストの打ち込みを始めました。
へー!あの人が○○やったんですね!
特に二代目ジャスティスは意外な人だったようです。
あーあ、仲間の情報を売っちまったよ。
しかしこれで悲願のビッグ移籍を実現。
こうした移籍交渉の成功もあって獲得した選手は八面六臂の大活躍!
得点もアシストもすごかったです。その結果、そのチームが僅差で優勝。大会も接戦続きで大盛り上がり。
やはり事前の根回しがイベントの成否を左右しますな。
移籍に応じてくれた関係者各位に感謝いたします。
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