ウチは(人に恵まれてるなぁ)と嬉しくなることがよくあります。

エンジョイ系なので、実力問わず平等に出場できるわけですが、その試合展開で個々の人間性が出ます。

フットサルのフィールドプレーヤーは4人だけ。

たとえばそこに他の3人とはレベルが離れた初心者が1人いるとします。

もし勝利だけを目指すなら、その人にボールを回さず、他3人で攻撃した方が勝ちやすいわけです。

でもウチのメンバーはそうしない。

初心者にもできるかぎりボールを触らせてあげようと一生懸命パスする。

初心者がシュートできるようにフォローする。

こういうのを見ると(いいなぁ~)と思えるわけです。


上手い人達ほどこのいい雰囲気を作るのに貢献してます。

自分で抜いて決めるより、初心者を活かしてプレーする方が難しいので、あえてそれができる人は性格の良さと技術の高さを両立させてます。


ある時、初心者が1人いるチームのプレーを見てました。

チームメイトたちは初心者へパスを回してあげて攻めようとしてる。

シュートを打たせてあげたいわけですが、その初心者が遠慮してコーナー付近にいることが多い。そこにパスが入っても角度がなくてシュートチャンスにならない状況でした。

(こういう時、チームなら「中入って!」とか指示出しできるけど・・・)

↑2がボール保持者で、3が経験者の味方で、1の初心者へアシストしたい状況です。

1にシュートを狙える位置へ入って欲しいところ。


観戦してた私は2の選択肢は「1へロングパス」「中央をドリブルして敵をひきつけてから1へパス」の2択だけと思いました。

しかし、このありふれたプレーでは1が角度のないコーナーでボールを持ってもシュートできません。走り込む2か3へパスするしかない。

これでは1にシュートさせる形に持って行けないわけです。


そこで2はどうしたか?

なんと下記の図のように左サイドにずれて上がるドリブルを選択↓

左サイドの奥の1は、向かってくる2の進路を開けるため右へ移動。


(なるほど!1をバイタルエリアへ誘導するためにわざわざそっちへドリブルしたのか!)と気づかされました。

1が中へ移動し、2の自分が外にいるポジショニングが作れました。図には敵を記入してませんが、実際には1と2の間にDFが居て、パスコースが切られてました。

そこで2は後ろから走り込んできた味方の3へマイナスのパス。

3が1へダイレクトパスして1がシュート。

1の初心者にシュートさせたいというミッションを達成しました。


詰め将棋の答え合わせのような見事な展開でした。

2の人も3の人も自分だけで中央突破してシュートを決めるのは簡単にできる上手なプレイヤーですが、チーム全員を活かして楽しもうという空気を大切にしてます。

私もこういう粋なプレーに支えられているといつも感じます。

上手くなって皆を活かす好プレーができるようになりたいですね。

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