サッカー家庭教師の谷田部さんの動画で笑える一コマがありました。

助手を務める中村さん(エリート)との会話で、エリートを相手にする時の常套手段として語られたのが


「ガタガタな土グランドに呼ぶ」


これこそエリート潰しのあるあると笑ってました。


谷田部さんは「俺は野良だからそういう環境でもやれるけどエリートはなれていない」と。


中村さんは「ああ~あれはそういうことだったんですね」と過去に思い当たるフシがあるようでした。

小さい時から立派な芝の競技施設でしかプレーしていないエリートは、デコボコの土グランドにとまどって、普段のプレーができなくなるので、そこを狙え!という話ですね。


ちなみにフットサル同好会のホームは貸出もやっています。


デコボコの我らがホームをぜひ「エリート潰し」にご利用ください(^_-)-☆



以前、ホームでスクールをやってくれていたコーチが指導していた子達もエリート揃いでした。

その子達本人も保護者もこのまま順調に成長すればいい線いくだろうと自信に満ちていたのですが、慢心させないようにとコーチが檄を飛ばした言葉が印象的でした。


「これから年齢が上がっていくといくらでも下克上があるよ。土のグランドだけで練習してた子にも抜かれることがある。」


U代表もJリーグも経験した人が言うと言葉の重みが違います。

それはコーチの経験談そのものだからです。

周囲に自分と同じ恵まれた環境でやってるエリートのライバルたちだけでなく、無名のライバルたちもどんどん伸びてくる。


今、上にいるからといって油断したら簡単に名前も知らない相手にやられてしまうよ、土グランドでがんばってる子はすごくハングリーだよという警鐘です。


昔はほとんど人工芝の施設がありませんでした。


近年、近隣でも急激に人工芝が増えて、公共施設や学校のグランドも人工芝になってます。


それだけにその恵まれた環境が当然と思ってしまったり、土の厳しい環境になれていないことも増えてくる。


仲間がこう尋ねたことがあります。


「なぜブラジル人がサッカー上手いと思う?」


「サッカー環境が整ってるから?」



「逆や。どんな悪い環境でもサッカーやるから。デコボコの道路でも」


ブラジル出身のセルジオ越後氏の著作にこんな記述がありました。

ブラジル人は日本人が絶対にサッカーをやろうと思わないような石やごみが散乱した場所でもサッカーをして育つ。


デコボコの地面でボールをコントロールすることは、恵まれた平らなピッチでやるよりはるかに難しい。


だから上手になる、と。


世界的スターには非富裕層が多くいます。


ロナウドはポルトガルの離島出身で、サッカーをはじめた地元のグランドはガタガタでよいグランドではなかったと述懐してます。


バロンドールをとったモドリッチは、少年時代に内戦のがれきの中でボールを蹴って練習した過去を持ちます。


ストリートサッカー、劣悪なグランド、ガタガタの大地が彼らの出発点だった。



ホームの人工芝は手作りで、決してフラットではありませんし、滑りやすくてよい環境ではありません。

が、ひとつここは海外選手のハングリー精神を見習って、そういった環境にも適応して上手くなりませんか!?


どんな環境もマイナスにとらえるより楽しんでしまう方が得るものがある。


そう思ってなれてしまった者勝ち。適応力こそ成長の根源。



荒れたグランドから育ったスターたちを見るたびにそんなことを思います。


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