ブラジルのレジェンド、ロナウジーニョが偽造パスポートで逮捕された事件は衝撃的でしたね。
ちょっと前にロナウジーニョが多額の負債を抱えていて、裁判所命令で、ブラジルから出国できなくなっているというニュースを見て、彼の窮状は知ってましたが、そんなヤバい手段をとって捕まるとは・・・
しかし彼のサッカー小僧のような愛嬌は健在でした。
獄中の囚人フットサルに参加して活躍。
「まさか出場するとは!」「あいかわらずうまい!」と世界中から称賛されます。
このロナウジーニョの莫大な保釈金をメッシが負担するかもというニュースが出ました。
ロナウジーニョはバルサ時代にメッシを可愛がり、メッシはロナウジーニョを兄のように敬愛してますからありえそうな記事です。
ゴールを決めたメッシをロナウジーニョがおんぶして走り回る映像を覚えている方も多いでしょう。
ああいうことができるのがロナウジーニョの愛嬌ですよね。
当時のメッシは自分の10番を奪う可能性がある存在だったにも関わらず、後輩を心から祝福して可愛がれる男。
その後の結果として、メッシが10番をつけ、ロナウジーニョはバルサを去ることになるわけですが。
バルサに帰るか否かが注目され続けるネイマールは、ロナウジーニョと比較されることがあります。
共にバルサで輝き、ヒールリフト、シャペウ、エラシコと同じ足技を使うアタッカーなのに、いまだにバルサファンに好かれるロナウジーニョと「戻って来なくていい!」と嫌われるネイマール。
ふたりの違いは実力ではなく、愛嬌などの人間性と論じられているのを見ましたが、説得力ありました。
両者ともにスキャンダルまみれですが、憎まれるか大目に見られるかの差は歴然です。
同じようなプレースタイルでもチームメイトに愛される人、そうじゃない人。
これはボールが集まるか、仲間がカバーしてくれるかにも通じます。
愛嬌って重要な才能ですよね。
ネイマールの悪い部分のようなプレーをする子はよくいます。
ボール要求ばかりで、パスを受けるとエゴ丸出しでとられる。奪われても守備せずダラダラ。シュミレーションも多い。
それでも皆に愛されて認められるタイプとそうじゃないタイプがいます。
どこか可愛げがあるかないか。
パス出したくなるかそうじゃないか。
許せるか許せないか。
こういうのありますよね。
先輩たちに「目をかけて」もらえる後輩と「目をつけられる」後輩の違いみたいな感じで。
愛されるというのはそれだけで才能です。
実力だけで評価される、試合に出られるわけじゃないのが面白いところです。
このへんは世界のサッカー事情を見てもシャイな日本人が圧倒的に不利なところじゃないかと思います。
陽気なラテン系は、言葉が通じなくても明るくコミュニケーションとってみんなとなじんでしまう。
そうなると寡黙で何を考えているかわからない日本人と明るいラテン系のどちらが起用されるか?同レベルなら考えるまでもありません。
チームの雰囲気を明るくしてくれる人。
場を盛り上げてくれる人。
彼らの愛嬌は才能であり身を助けます。
獄中のロナウジーニョが見捨てられないことがその最たる教訓ではないでしょうか。
私もよく失敗して皆さんに怒られますが、見捨てられないことを願っております><
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