遠くに住む初期からの仲間がひさしぶりにフットサル同好会に参加。

2年ぶりくらいかな?よく来てくれた!

大阪在住の彼はこんなことを漏らしました。

「この前、大阪のコサル(個人参加フットサル)に行ったんやけど1500円もしたわ。高いやろ」


今はどこもそんなもんよ。


ってか君のチームだってけっこうお金かかるやん。


彼は競技リーグでプレーしているので、コサル事情には疎いようでしたが、なんせ兵庫の都心以外でも参加費1人1500円かかります。


1300円のところもありますが。

少し前に宝塚の駅前にオープンしたコサルは1680円だそうです。


面白いのは安いところが生き残るわけではないこと。

そして高いところの方が人気だったりするのです。


参加費1000円や1080円(プラス駐車場代金)のところもあったのですが、人が集まらなくなって消えてしまいました。


「いい大人が数百円の安さなんか気にしない。楽しい雰囲気かどうかが重要やろ」

そんな意見も聞きます。

たしかにそうなんですが、経済的側面を見るとその楽しい雰囲気か否かも実は「高い?安い?」に影響しています。


答えは人件費です。


それはコサルのスタッフがバイトか正社員かの違いだったりします。


バイトスタッフなら学生が多く、入っては辞めるのサイクルがはやく、長く責任をもって雰囲気を守り続けるのは難しいのです。

同じ施設の同じコサルでも社員スタッフとバイトスタッフでは、お客さんの満足度や安心感がかなり違ったりします。

もめ事があった時、バイトは体を張ってお客さんを守ろうとしないケースも珍しくありません。


これは仕方がないことですよね。

社会保障もなく賃金の安いバイトでケガするようなリスクは誰だってとりたくない。

私も若い時にコンビニの深夜バイトをやりましたが、酔っ払いにからまれて暴力にさらされた時に辞めたくなったものです。

深夜は客層が悪く、リスクと賃金があってないと感じました。


正社員なら簡単に辞めるとはならないので、自分の職場を守るために、お客さんを全力で守ろうとする。


それが先述の答え。


参加費1500円以上であっても魅力的な社員が人集めにがんばり、人気の出るよい雰囲気を作り上げれば、そのコサルは存続できます。

逆にバイトが運営をがんばらなければ、参加費1000円であっても人は集まらないし、雰囲気も悪くなって潰れてしまう。

私はそういうケースを目の当たりにしています。

ちなみにフットサル同好会の場合は、代表の私の現場運営よりもお手伝いの若手の方が人気があったりします(笑)



高い?安い?も人件費に左右される一面がある。


だから参加費が安いのがよいとは必ずしも言えない。


ボランティア運営のチームは参加費も安いので最強に思えます。


でも長く存続しにくい。開催日も少ないので人も離れやすい。


代表のほとんどが辞めていきます。


フットサル同好会に来た方で「ここに行きつくまでに自分が所属したチームが4つも潰れた」

「ほかに蹴られる場所がない」


よく聞く話ですね・・・


スポーツでは給料をもらえる側になっても苦労が絶えません。

フットボール業界に限らず、他競技のコーチやジムなども含めて、スポーツインストラクターは人件費が安く、離職率がとても高い業界です。

スポーツインストラクターについての書籍を読んだ時に、その悲しい実態がデータにされていました。

同世代の平均収入よりスポーツインストラクターの平均収入は低い。

長く勤務しても収入が上がらない業界なので、ほとんどの人が数年で辞めて転職してしまう。

確かに私がフットサルをはじめてもう何年も経っていますが、初期の頃に知り合ったサッカーやフットサル関係の社員やバイトはほとんどが辞めています。


これほど入れ替わりの激しい業種は少ないです。


スタッフやコーチやインストラクターの魅力でお客さんやメンバーが集まる世界なのに、収入が少ないため、辞める人が多いのは残念ですね。


スポーツで食っていくのはすごく難しい。


これは競技プロだけではなく、スポーツに関わる仕事全般に言える。


私も小規模ながらもフットサル場をやって、維持管理と運営の苦労を味わってきました。

スポーツ業界でがんばっている皆さんをとても尊敬しています。


だから場所や業種や競技を問わずに

「ジムの入会金が高い!」

「体育館の利用料金が高すぎる!」

「ヨガ教室の月謝が高い!」

「コサルで1500円は高い!!」

「サッカースクールのお金が高い!」

「同好会の参加費500円は高い!」

とか言われると悲しくなります・・・・


人件費が安い業界なのにさらに値引きは無理ですってば><


スタッフや公共施設職員やコーチやついでに私も「 みんながんばってますよ!」と涙ながらに訴えたい(笑)


賞金つきの大会なんて、還元率が高くて、儲からないサービスイベントをやってもネガティブなことをたくさん言われます。


参加のチーム数や会場費用や審判スタッフの人数などでも変わりますが、利益は非常に低い。

その割には手間はすごくかかる。

各地に支部を持つ大手クラブの社員と大会運営の話しをした時も

「会場費用を払って、バイトの審判たちに日当をはらって、賞品準備や告知のコストや手間を計算すると大会はぜんぜん利益にならないです」

とせつなく語っていました。


大会は儲けられるというよりサービスイベント。

みんなが盛り上がってくれればいいな~と善意でやってるところもあります。


高く感じるか安く感じるかはそれぞれだと思いますし、きっちり儲る大会もあるでしょうが、やるのはとにかく大変です。


1チームの参加費が13000円~15000円くらいの大会もありますし、18000円の大会もあれば、参加費21000円の大会も見たことも。


1チームの参加費をいくらに設定しても

「高い!」とは言われることがあるでしょうね。


私自身は本気の大会に興味がないので、大会開催も消極的です。

(過去のブログに書いたように頼まれてしか大会は開催してません)


でも常連の皆さんには楽しんでもらいたい。

だから提案されれば身内の小さなお楽しみ大会なら協力します。


常連にリクエストされて5分で企画して発表したのが、このたびブログで紹介した「女子入り大会」です。

ちなみに第5回有馬富士杯でもあります。


これまでの有馬富士杯は毎回違うルールでした。


小学生限定の時もあれば、年齢無差別で全員初心者のサッカー経験者ゼロの時もありましたし、経験者の大人だけでハイレベルな時もありました。


なんと今回の有馬富士杯は参加費ひとり500円!!!


え?最下位で優勝チームに自販機の飲み物をおごる?

高い? 

安い?

ジュース賭けのバー当てみたいなスリルを味わってください。


sandafutsal

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