何年も前の話ですが淡路島移住を検討した時期がありました。
仕事で年に何回も淡路島で生活する機会があり、こちらに転勤しないか?とお誘いを受けたのです。
「ありがたいお話ですけどこっちでフットサルコミュニティーとグランドまで作ったので、引っ越すとそれの管理維持が困難になるんで・・・」と言うと、1~2時間で移動できる距離やし、淡路島にも拠点を作れるやろ?と推されます。
(淡路島はフットボール施設が充実してるしそういうチャレンジもあるか)
そう考えると魅力的な提案に思えてくる。仕事も住環境もよくなるし、2つの地域でよりフットサルを発展させられる可能性もあるのかと。
それで淡路島の滞在時にあちこちの競技施設を視察したり、地元チームに連絡をコンタクトしたり、新たなグランドにできそうな土地はないか島中を走り回りました。
その結果わかったことはショッキングでした。
まず淡路島はサッカーやフットサルの施設はけっこうありますが、利用者は神戸や大阪など島外から来る方々。
つまり島内では平日夜にフットサルをやってる人たちがいない。
サッカーグランドはナイターがなく、夕方までの営業時間。これでは夜間にしか集まれない社会人クラブができにくい。
フットサル利用可の体育館もありましたが、ほとんど稼働してない様子。
なんとあれだけ複数の施設があってコサルは1つもない地域でした!
当時、淡路島で活動しているフットサルチームは2つのみ。しかも兄弟チームで合同練習してるのでそこに参加できなければ他にはゼロ。
そのチームの練習に参加を申し込んだのですが、
「すいません、前に一見の方が参加した時に問題があってそれ以来一見参加お断りになりました」
ええええ!?
そ、そんな・・・・
というわけで何週間も滞在したのに、フットサルができる場所がゼロで、夜ひとりでボールを蹴る日々。
(ああ!試合したいな!!)
この時ほどフットサルがやりたくてしかたなかった日々はありませんでしたよ。
仕事終わりの夜にフリーの時間があるのにもったいない。
淡路島に移住した競技リーグしてる方に話を聞きました。
「淡路島って個人参加できる所もないし、練習参加させてくれるチームもないですよね?むこうに住んでフットサルはどうしてたんですか?」
「そうなんですよ!どこもないから橋渡って四国に行ってフットサルしてました」
橋の高い交通費をかけてわざわざ四国でプレーしてたとかすごすぎ😅
私もフットサルに情熱や労力かけてましたが、毎回海を越えてまでフットサルしにいく気力はさすがにないな。
淡路島でフットサルをやるならこちらでもいちからグループを作るしかないわけです。
しかし競技人口がこれだけ少ない地域でできるでしょうか?
最低人数の10人集めるのは至難でしょう。
島のあちこちの商業店舗も見て回りましたが、若者が少なく、飲食店も少ない。
映画館も1軒もないし、若者がたむろするようなゲーセンやカラオケ、ダーツ、アミューズメント施設を見かけない。
チェーン店のファミレスとかないと、フットサル後にみんなで飯食いに集まることもできません😅
うーーーーん・・・・
淡路島でやれるビジョンが浮かばない。
1つのグランドをひとりで管理するだけでも大変なのに、この地域と合わせて二地域に広げるなんて現実的じゃないな。
そういう結論に達しました。
その後、人工芝敷設に成功してこっちのグループが順調に発展したこともあってこの選択でよかったと思います。
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