だいぶ前にナインティナインの矢部さんの番組のやべっちFCの企画でFリーガーVS Jリーガーのフットサル対決というものがありました。

体育館開催で両軍とも全員が20代の現役プロ。Jリーグチームに入った矢部さんがたしか45歳くらいだったと思います。

矢部さんが高校時代にサッカー部の花形選手だったのは知ってますが、何て無茶な企画・・・

だってタレント業が多忙で練習もしてない素人がひとりぼっちで、あとの9人は親子ほど年の離れたバリバリのプロ選手ですよ?

バランスをとるためにも敵のFリーグチームにも同年代のタレントをひとり入れたらええのにね。

試合が始まると9人のハイレベルなアスリートの動きとほとんど体の動かない中年1人という構図。

矢部さんは体力的に走れず自陣に戻れない。守備せずに相手ゴール前に待機。

Jリーグチームは矢部さん以外の3人だけで守備して、Fリーグチームの猛攻をしのぐ展開です。

(フットサルはこうなるとワンサイドゲームになるよな・・・Fリーグチームは体育館にもなれてるし、圧勝するやろうな~)


そう思って見ていたらなんと1点差でJリーグチームが勝利したんです!

しかも矢部さんが2得点の活躍でチームに貢献!


矢部さんのシュートは2点とも、キーパーやDFに背を向けたまま、縦パスを股に通しながらヒールで軌道を変えるシュートでした。

ふつうにトラップしてからターンしなかったのが功を奏したと思います。

もし普通に足元にボールを収めて前を向いても、現役のプロに囲まれて、どんなシュートも防がれていたでしょう。

矢部さん自身がそれをよく理解していたようで、2度来た縦パスに2度ともそのヒールシュートを選択して2本とも決めてました。

試合後のインタビューで「今日の俺は守備ゼロ(笑)」と苦笑してましたが、もし無理に守備に戻っていたらあの勝ち方はあり得なかったはず。

圧倒的に力量差があるメンバーに囲まれた時に、意表を突く技ありシュート。

う~む、なんて賢明な判断。

ふつう、1本目をヒールシュートで決めたら、2本目は別のプレーをしたくなりますよね。

今度はインステップで強いシュート撃ちたいとか。

でもそれでは格上のプロには決まらないことをよくわかっていて、体の動かない今の自分でもできるプレーを選択したわけです。


このヒールシュートはフットサルのピヴォ当ての形でよくありますが、決めるコツは、パスのスピードが速いことと、ヒールに当てる時に球速を落とさずに軌道を変えること。

けっこう決まるシュートです。何度かウチのエンジョイでも見ました。

ボールスピードが速くなる体育館だと特にやりやすいです。


ある日、うちのフットサルで同じような状況になりました。

私以外全員が格上の選抜カテゴリーのメンバー。

みんなバリバリに速くて上手にプレーする中で、私だけ鈍くて遅い下手な中年。力量差でとてもシュートに行けません。

フィクソやアラのポジションに上手い人たちが入っていて、居場所のない私はピヴォに。

(ああ~これはあの時の矢部さんと同じ状況や)

レベルが違いすぎて、マークが厳しく、前線でパスをもらっても前を向けません。これではふつうのシュートが撃てない。

DFを背負ってるところに速い縦パスが入ってきました。

私はピヴォのポジションをしたことがあまりなく、ピヴォ当てが苦手。

もし森岡薫(元日本代表ピヴォ)みたいなフィジカルがあればDFをおさえつけてターンして弾丸シュートを叩き込めるのでしょうが、そんなのできません。

そのパスがちょうど利き足の方に来たので、あのヒールシュートを選択。足がもつれて無様にこけましたが、イメージ通り軌道を変えられました。

DFとキーパーの足をすり抜けてゴール。

これ、決まるとめちゃ気持ちいいです。パサーもすごく喜んでくれるし。

ゴール前で背を向けてる時の選択肢のひとつとして意識してみてください。

トラップのタイミングでシュートになるので意表をつけます。

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