10人集まらなかった時にどんなルールでゲームをしていますか?

たとえば8人しか居ない場合。4対4になるわけですが、これがけっこう難しい。

チームでも個サルでもよくあるケースですが、そのままフィールド3人、キーパー1人でやるとキツイですよね。

スペースが空きまくる。攻撃が止められません。

昔、田園スポーツ公園で「このコートは狭いので4対4くらいがちょうどいい。4人制の大会をやります!」という企画がありました。

4人制ならチーム数も集まると期待してのことでしたが、不評だったようで1度で終わったようです。

ウチでも田園で4対4を何度かやりましたが、5人制になれてると、キツイしつまらない。ルール制限しないとゲームになりません。


4対4のやり方はチームやグループによっていろいろあります。

個サルでよくあるのが、「シュートはダイレクトのみ」という制限。

パスをもらってダイレクトで打たないと得点にならない。守備側からすると通常とかなり変わります。なんせドリブル突破から打てないので。

このルールは面白くないです。守備も攻撃も通常のセオリーと変わりすぎるので戸惑いも多いです。

4人全員が敵陣に入らないとゴールにならないというルールもありました。4対4はスペースが広いので、安易なカウンターを封じるルールです。

これは4人全員がとにかく走りまくらないといけないので、めちゃめちゃしんどいです。なんせ1人でも自陣に残っていると、得点の好機が台無しになるので責任感が出て来る。

このルールの欠点は、運動量が半端ないので、若者じゃないと難しいところです。

年齢層の幅広いウチや個サルのようなグループには不向きです。全員が敵陣に走り込むことを繰り返すので、ゴールも無人になりやすく、遠くから蹴り込むケースも出ます。


他には「エリア内シュートのみ、瞬間キーパー」というルールも。

キーパーはその瞬間ごとに誰が手を使ってもよい。

エリア内からのシュートのみ有効。

これはそこそこやりやすいルールですが、キーパーを固定する4人制とさほど変わらない。


他に「キーパーなし、ゴールポストやバーに当てて得点、ゴールに入ると相手ボール」という珍しいルールもありました。

これは一番難易度が高い。ほとんど得点できず、守備が超有利な展開が続きます。

ミドルシュートはほぼ決まらない。

数センチずれても失敗しますから 、1m先のポストに転がして当てるのも難しい。

ボールを浮かしてバーに当てようとする人はまずいません。左右どちらかのポストを狙うわけですが、ポスト前にDFに立たれるとコースがありません。

このルールはほとんど点が入らない。ボールコントロールやバー当てに自信がある上級者向けです。

以上がシュート制限に関連してのローカルルール。

以下はゴールを工夫するルールを紹介します。

チーム練習の3対3や4対4でよくあるように、ミニゴールを使うやり方もあります。

100㎝×70㎝くらいの小さなゴールを使用。ネイマールが開いたオリジナル5人制フットボールも、キーパー無しでこのサイズのゴールを使用してました。

ただこのミニゴールを使うやり方は、ゴール前にDFに立たれるとシュートコースがなくなってしまうんですよね。

ネイマール大会のルールではゴール前1m以内にDFが立ち入り禁止となっていました。

そうしないと簡単にゴールがふさがれてしまう。

小さいゴールを使うゲームはあまり面白くないです。

DFが戻れば簡単に守れますし、シュートは隅を狙うものなのに、真ん中に入れるというのが違和感になるからです。


体育館でチームが採用していたルールに、ゴール前に仕切りを立てて、キーパー代わりにするやり方がありました。

卓球などで使う自立式の仕切り板です。この板に当たると「キーパーキャッチ」とみなされて相手ボールになります。


このルールはなかなかよくできていて、私が知る中では一番面白かったです。ただこの仕切りが小さすぎて、左右も上部もがら空きなので、シュートはかなり入ります。

もっと仕切りが大きければ競技性が上がるだろうなと思っていました。

転がってきたボールが当たるだけでも仕切りが倒れるので、頻繁に立て直すのもめんどうでした。


そこでこのルールをより面白くするために、仕切りを自作することを考えました。

ボールが当たっても倒れない自立式で、ボールが止まるようにネットを付ける。

ん?これなら仕切りというよりゴールにしてしまった方がいいな。

小ゴールより大きく、フットサルゴールより小さい中ゴールを設計しました。

キーパー代わりになるサイズとして、平均身長の男性が手足を広げてセーブするサイズを採寸して、鉄パイプを切って組み立てました。


そうしてネットをつけて完成した中ゴール。ふだんはホームコートの脇の観覧席前のスペースに置かれています。

1対1用のゴールにしては大きいので、「なんでこんなにデカいサイズにしたの?」とよく聞かれます。

1対1コーナーのためのゴールじゃなくて、キーパー代わりの仕切りとして作ったのでこのサイズなんですね。


10人集まらずに8人しかいない時はこのゴールを入れて、キーパー代わりにしてゲームしてます。


これが面白いんです!左右はちょうどボール2個ぶんくらいの隙間で、上部はボール1.5個ぶんの隙間。

ミドルシュートも入る時は入るし、ポストやバーによく当たります。

キーパーなしで、全員フィールドに専念できるし、通常の5人制では通らないようなロングボールも狙えます。

毎回8人の時のゲームが面白すぎて、私は4人制のこのルールの方が好きだったりします。

このルールでやるとふだんの5人制ではわかりにくいそれぞれの体力や技術が如実に現れます。

浮き球も使いやすいので、それぞれのインフロントキックのロングボールの精度がわかったり、ドリブルが多発するので、すごく1対1の練習になります。


最初は「ええ!?今日8人?(汗)」とみんな嫌そうにしますが、このルールでやると盛り上がるので、終盤にはみんな夢中になっています。

毎晩8人以上で開催ですので、人数の少ない日こそ練習のチャンスと思ってぜひご参加くださいませ。

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